“No Rain, No Rainbow.”

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言語優先順位in HK

“香港”

 

という場所は

本当に興味深いところです。

 

少し細かい話をしますが、

(香港政治に興味があるのでどうしても書きたいんです)

1997年7月、香港はイギリスから中国(中華人民共和国)に返還され、

一国二制度という新しい制度により、

香港特別行政区に制定されました。

 

つまり、事実上香港は国という分類をすることはできません。

(この事実は極めて複雑なので、今回は触れないことにします。)

 

 

そして元々は、皆さんご存知の通り、イギリスの植民地としての長い歴史があります。

 

そうした経緯からか、

香港に留学することを話すと、

 

【英語】が通じるから良いね〜と言われたり、

【中国語】やるんだ!頑張ってねと言われることが多かった記憶があります。

 

ですが香港は、そう簡単に説明できる場所ではありません。(笑)

 

 

私は色々な人に聞かれる度にいつも、

 

あ〜、はい。でも、今回は学部留学なので、語学留学ではないんです。

元々、香港では英語は街ではそんなに通じなくて、

中国語も習ってきたのは普通话で、香港は広東語が主流なので、少し違うというか。 

 

授業は英語で受けるので、大丈夫なんですが…

と濁して答えていました。

  

 

香港の公用語は、外務省のホームページやウィキペディアなどを見ると、分かりますが

 

広東語と中国語(北京語等)と英語です。

 

ただ、どのくらいの人がどのくらい公用語を使いこなしているのか、というのが問題です。

 

英語が公用語だから香港に行っても安心〜となめていると、大変な目に合いますよ〜(笑)

 

 

街に出て、ほとんどのローカルなお店やタクシーなどでは、

特に我々日本人のような顔立ちの人は、

最初に英語で話しかけられることはないと思ってください!

 

!!通じない!!

という可能性も大いにあります!笑

 

前に書いた記事にもあったように、タクシーの運転手さんには、本当に広東語しか話してくれない人もいます。

 

公用語って書いてあるじゃん!というツッコミがあるのは承知の上で…

 

これが香港の現実です。笑

 

もちろん、大学にいる学生や教授はきちんと英語を話せます!

おそらく、イングリッシュスクールなどで高い水準の教育を受けて、大学まで行っている人にとっては、本当に英語も広東語も中国語も公用語なのでしょう。

 

language step in HK と、いつも友達と言っているのですが、

大学内のスーパーやモールで買い物をする時、たいていはこういう流れになります。

 

①広東語で何か尋ねられる

→excuse me? と返す。

②普通话でもう一度何か尋ねられる

→excuse me? と返す。

③英語の発音強めで尋ねられる

    (例 Do u need a plastic bag?)

→No thank you. と返す

 

①から③へジャンプアップすることも当然ありますが、

英語で聞き返していても、中国語のステップを踏むことが多く、

このステップで買い物を済ませた後は、

必ずlanguage step again~~~!と盛り上がります。

 

 

こうした1つ1つの発見を、どう捉えるかが留学の重要なポイントだと私は思っています。

 

さっきのスーパーの件にしても、それをめんどくさい、と思ってしまえば、面白くもなんともありません。

 

 

なんとなく聞かれていることを予測して、ビニール袋はいらないと先に言ってしまっても良いんです。

 

でも、どのように香港人が、アジア人を識別しているか、とか、お店や地域によって、言語の優先順位が異なるのか、など、

 

色々と体験して楽しみたいので、私は何度でも

Excuse me?と言い続けます(笑)

 

 

それでは、今日はここまで!